ED治療
■ED治療について
診療は基本的に問診(現在かかっている病気の状態や病歴などをお伺いします)のみ。 泌尿器科専門医では精密検査の一環で触診を行うこともありますが、非常にまれなケースです。 受診して処方されれば、副作用や他の薬との併用も安心です。 EDは治療で治る病気、少しでも疑問、不安なことがありましたらお気軽にお問合わせ下さい。
■EDの症状
・性行為の際に必要な時に勃起が得られない。 ・勃起はするが、必要な硬さが得られない。 ・勃起を維持できない。 ・人との性行為の時に限って、うまく継続できない。 ・ある局面では勃起が維持できるが、しばらくするとおさまってしまう。 これらの例のように、症状には勃起は得られる方でもEDと判断されるケースが多いようです。 気になる方は、ED簡単チェックを用意しています。確認をしてみてください。
■処方までの流れ
■ED治療薬
◆ バイアグラ ◆
効果
行為を行う約1時間前に服用します。薬の効き方や効果時間(数時間)には個人差があります。
用量
25mg製剤と50mg製剤があります。 1回に服用できる量は25mgまたは50mg(医師に指示された量)までです。
注意事項
食事やアルコールの影響を受け易いです。よって食事等の後に飲むと、効果が出るまでに時間がかかります。 効果を得るためには空腹やアルコールを飲んでいない状態で服用してください。
◆ レビトラ ◆
効果
行為を行う約1時間前に服用します。薬の効き方や効果時間(数時間)には個人差があります。
用量
10mg製剤と20mg製剤の2種類があります。 1回に服用できる量は10mgまたは20mg(医師に指示された量)までです。
注意事項
食事の際、油分を多くとると効果に影響がでます。こちらも空腹状態で服用をお薦めします。
◆ シアリス ◆
効果
服用1時間後から36時間程度まで効果が継続します。※個人差があります。
用量
10mg製剤と20mg製剤があります。 食事やアルコールの影響は一切受けないため、ライフスタイルに合わせた服用が可能です。
注意事項
医師が処方していないシアリス錠のにせものが出まわっています。ご注意ください。 医師の処方が必要な医薬品です。
■ED治療薬を服用できない疾病
・重い肝障害の方 ・心血管系障害、不安定狭心症などの持病をお持ちの方 ・90mmHg以下の低血圧の方 ・170mmHgを超える高血圧の方 ・6ヵ月以内に脳梗塞、脳出血や心筋梗塞を患った方 ・網膜色素変性症(進行性の夜盲)の持病をお持ちの方 ED治療薬に不安を感じられる方もおられるかもしれませんが、 医師の診察をもとに用法、用量を守れば安全なお薬です。受診の際は、現在服用中のお薬の名前や、最近うけた健康診断の結果などありましたら ご持参ください。
■EDにならないために
EDにならないためには、糖尿病、肥満、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病の予防が挙げられます。そのためには規則正しい生活習慣を心がけましょう。 ①ストレス EDで多い症状として、過去の出来事やストレスが原因で発症するケースがあります。 ストレスを解決することは簡単ではありませんが、ストレスをためないようにすることは予防の一つとなります。 ②食事 食生活が保たれていなければ、当然病気になる可能性が高くなります。 EDでは特に血管に影響を及ぼすものは原因となりえます。例えば、高血圧症、メタボリックシンドロームや糖尿病など生活習慣病が挙げられます。 ③アルコールやたばこ お酒を飲みすぎるとアルコール自体がEDを引き起こす作用があります。また、たばこに関しては成分として含まれているニコチンが、血管を収縮させます。 ED治療の観点から、良いことではありません。 ④運動 適度な運動は生活習慣病のリスクを軽減させ、血液の循環を良くします。これも予防には効果的といえます。